お金持ちは節約している?


「お金持ちは普段から浪費を避けて節約している。」
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/141108/ecc1411081706003-n1.htm

こういった記事が多くみられますが、本当にお金持ちは浪費を避けて節約しているのでしょうか?
田園調布・世田谷・港区六本木など高級住宅街は住んでいるだけで、桁外れのお金が掛かります。また都内では数台に1台のペースでメルセデス・ベンツやBMWが見受けられます。

お金持ちの中でも一部は節制して浪費を避けている人もいますが、多くのお金持ちはかなりの浪費をしていると言えます。
上記の記事では、自動車の耐用年数と減価償却に触れて耐用年数の短い中古車をお金持ちが買うと言っていますが、維持費の面を考えるとお金持ちは確実に新車を買います。

お金持ちは新車と中古車どちらを買うか

ディーラーの認定中古車というのは、中古市場の中では一番安心安全ですがそれでも保証期間が限られて半年〜1年となっています。BMWに限っては2年保証というものもありますが、高年式車・低走行に限るので、新車の割引価格と似たような金額になってしまいます。

ところが新車を選ぶことによって、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、どこの高級車メーカーも最長で5年〜7年の保証を付帯させることができます。
特に近年ではオイル交換などのメンテナンス費用まで保証でまかなえるようなシステムになっていて、新車購入後5年以上も大きな出費を避ける事ができるようになっています。

つまり修理代が50万円〜100万円をあっさり超すようなケースがある、メルセデス・ベンツを中古車で買うのはよほど短期間乗るユーザーか、先が読めない人ということになります。
また「お金持ち」というのはワガママで、色や仕様を選びたがったり、綺麗なものを好みます。そもそもタバコ臭やオヤジ臭がするような中古車は選択外と言えます。
マセラティやアストンマーチンなど高級車になるにつれて、内装が自由に選べて、シートのスティッチの一つでさえも色を指定できるようになるのは、お金持ちは自分好みの車を選ぶことに意義を見出しているという証明にもなりますね。

「最近のお金持ちは軽自動車に乗っている」
「高級車なんてのは時代遅れのバブル脳だけだ」

なんて話も多いですが、実際にはお金持ちは高級車に乗っています。
軽自動車なんてものには乗りません。
事実、衝突安全性でキャビンの乗員を守れない安全性度の低い軽自動車では、大切な家族の命を失う可能性があります。ゆっくり走っていても、トラックがぶつかってくる可能性もあるのです。軽自動車ではなく、メルセデス・ベンツのSクラスに乗っていれば助かる確率は飛躍的に高まるのです。Sクラスが崖から300メートル落下して軽傷で済んだというニュースもありました。

さらにお金持ちはホテルで主催されるパーティーや、会社の関係などでイベントに出席する機会が多いです。そういった時にホテルに乗り付けるのが軽自動車ではメンツが立ちません。パーティーに安いポリエステル製のスーツを着ていくようなものです。
ヒルトンやリッツカールトン、ニューオータニやオークラなど、外資系・国内資本問わず高級ホテルの駐車場には高級車しか泊まっていません。
下の写真は宿泊したホテルから撮影したものですが、ことごとく高級車しかいません。

hotel

ワインのお話

記事の中では別の話で、財閥系のお金持ちは数千円のワインで十分という話もあります。レストランで提供されるワインというのは、市場価格の3倍の値段で提供されるというのは有名な話です。つまり、レストランでボトル6千円のワインは、市販で2千円のワインということになります。

市場価格が千円〜3千円程度のものはデイリーワインと言われ、毎日食卓で飲むクラスのワインとなります。どっしりとした重厚感のあるワインは市場価格で5千円〜1万円以上の価格がします。ワインの金額というのは葡萄の樹齢や畑の管理に掛かる手間などが反映されることが多く、価格が安いと重厚で美味しいワインは作れません。
つまり、レストランで数千円のワインというのは、重厚で美味しいワインは無いのです。

「安いワインでも美味しいワインがある!」お金持ちでない人はこういった意見が多いです。では日本酒はどうでしょうか?
千円しかなければ本醸造しか買えないですよね?もちろん本醸造でも美味しいものがあります。ただ、その蔵のフラッグシップに当たる純米大吟醸が一番美味しいと言えますね。つまり高いもの=手間が掛かっていて美味しい。という図式は基本的には成立するのです。

日本で1000円のワインというのは、小売の販売店・輸入食品の卸・コンテナ便と保険・酒税と関税が入って1000円です。肝心のワインに掛けられる値段というのは、数十円と言えるのではないでしょうか?

ところが1万円のワインなら、同じように経費が掛かっても美味しいワインを作るのに多くのお金を費やす事ができますよね。つまり、ある程度まではお金に味まで変わるのです。
食事の味までを変えてしまう大切な飲みののもに対して、グルメなお金持ちが安いワインで節約するというのはありえないのです。

お金持ちは必要な物が、妥当な金額であれば使う

節約=安物を買う。というのは庶民的な思考であり、お金持ちは高級でも妥当な金額で納得できるのであれば購入します。
新宿伊勢丹など百貨店は驚くほど高級なものしかありませんが、なぜ多くのお金持ちがそこで買い物するのでしょうか?それは、そこに置いてある商品に金額に見合う価値を感じているからです。

つまりお金持ちは節約するというよりは、必要な物を納得行く金額で買っているのだと言えますね。