お金持ちはフランスワインを飲むのか?


ワインに対するコスパ。
大衆の一般的なワイン好きは、すぐにコスパの話になります。

何故なら既に予算が限られていて、1本に掛けれる金額が決まって居るからです。
例えば1本500円しか出せない人、1本1000円まで出せる人。1本1500円まで出せる人。
この金額の縛りの中で、如何に良いワインに合うかが、その人のテーマとなります。

そこで、出来るのが次の図式です。
「フランスワイン=コスパが悪い」
チリやオーストラリア、アルゼンチン、ニュージーランドなど新大陸のワインこそが、安くて美味しいと言います。

確かにそれは一理有ります、フランスワインというのは産地がフランスというだけで高値で売れてしまうので、低品質でも高くなってしまいます。
つまり、1本1000円縛りであれば、フランスよりもチリの方が美味しいかもしれません。

ただ、お金持ちにとっては予算など無いに等しいので、その時に飲みたい物を注文します。ですので、レストランに行っても5千円〜3万円程度で好きな物を選ぶわけです。
一部ジョエル・ロブション何かの高級フレンチを除けば、多くのフレンチでワインはボトルで5千円〜3万円あれば十分に楽しめます。
帝国ホテルやオークラ、ニューオータニのフレンチでも概ねこの予算で済みます。
筆者のお金持ちの知り合いはワイン通で10万円以上するボトルを大量にコレクションしていますが、レストランでは1万円前後の物を頼む事が多いそうです。
聞くところによると、グランヴァン・1級シャトーなど、あまり高級過ぎても食事に合わせにくい事も少なくないそうです。
つまり料理に合わせるのには、この程度の予算があれば十分と言えそうです。

話は変わり、家で飲む場合はどうでしょうか?
筆者も多少ワインをたしなみますが、千円のワインは95%がハズレ。
3千円のワインは50%位でまあまあ美味しい、5千円以上になると体感的に70%以上の確立でとても美味しいです。
先入観でなく、それだけお金を掛けて丁寧に作ってきたものは美味しくなりやすいのです。栽培や剪定、収穫(手摘み)から選別、木樽での熟成などコストが掛かって当たり前です。
安いワインは収穫率を上げたり、機械摘みしたり、ステンタンクの短期熟成などどれも雑な扱いを受けます。
農作物では基本ですが、同じ農園であっても、良いブドウを良いグレードに回して、低い品質ほど安い商品にします。
そういった意味でも、安いワインはハズレが多く、逆に5千円以上出すのであれば、フランスワインでも十分美味しいので、一部のマニアでもない限りフランスワインを飲むわけです。