エセ金持ちは見栄で金を回すべき

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書店に行くと、資産運用に関する書籍が数多くあります。
中にはフローとストックなど、手を付けない資産(ストック)を決めてその資産を上手く運用することによって、収益(フロー)を得るという方法として紹介されています。

ところが、私達貧乏人はどうでしょうか?
過去には財布を覗くと千円札が数枚、貯金通帳を見ても一ヶ月分の給料しか入っていない時がありました。
筆者は今でこそある程度お金がありますが、まだ運用できる程の資産がありませんので「エセ金持ち」です。

税金の話を抜きにして、上手に資産運用し利回り率5%だとしても、1000万円で50万円しか入りません。少なくとも2億円程ないと十分な利息を得る資産運用ができないですね。中には証券会社で勤務していたお金持ちなどは高利回りでリスクの低い運用ができるかもしれませんが、何かを売ってお金持ちになった人には難しいと言えます。

商品を売って儲かった人にとっては、1000万円あれば一年で倍にする事も可能であるのです。

筆者のような何かを売ってお金持ちになった人は、見栄が必要です。親の家はおんぼろアパートで名家もクソもないような血筋の人も居ますし、一台目の企業を立ち上げたばかりの社会的信頼が薄い人もいます。
そういった人たちはある程度、高級車や高級住宅、ブランド品が必要であったりするのです。

それも限りなく本物のお金持ちっぽい雰囲気を出します。ちょっと儲かったくらいで散財しているので経理は火の車ですが、お金持ちになりきって大きな仕事を受注するのです。

2人の泥棒が居て、1人は綺麗なスーツを着こなし、1人は作業着を着て、家庭を訪問して「私は銀行本部の者です、あなたの通帳が銀行内部で悪用された可能性があります。一度全てのお金をおろして私に預けて下さい」と言ってその家庭の全財産を騙しとった事件があったようですが、人の装いや雰囲気というのは時としてビジネスの成功を左右する場合もあるのです。

オーデマ・ピゲやプレゲ、パテックフィリップなど超高級時計を売るセールスマンが貧相な格好をしていたら、果たしてお金持ちは買うでしょうか?

完璧なオーダースーツを着たセールスマンが、素晴らしいラウンジや商談室を用意して、一流の珈琲・紅茶を一流のカップソーサーで出し、時にはシャンパンを空けながら商談するのです。
同じように、ティファニーでもカルティエのブティックでも、コーンズやマセラティのディーラーに言っても必ず上記のような条件が揃っています。

筆者のようなエセお金持ちが、さまざまな商談を成立させるためには、こちらも成り切らなければなりません。
「美しいコートですね。ロロ・ピアーナですか?」
というように、相手と同じ土俵に立たなければならないのです。