共同経営・共同起業で失敗しない方法


大学生や20代の若者が仲の良い友人と起業を始めるケースがありますが、これには大きな問題があります。
就職までの期間の遊びであれば良いのですが、本格的に事業を始めるときには必ず利益分配などの障壁が立ちはだかります。

ほんの大学生サークルでさえ、上下関係ができ、誰がリーダーで誰が下っ端なのか直ぐにはっきりしてしまいます。
会社になればより歴然になり、設立するときは利益は50:50で分配すると決めたのに、いざ軌道に乗ると全ての利益を有能な方が取ってしまったり、経費を使ってしまったりします。
そもそも他人と生まれてくるお金を分けるというのは難しいのです。

比較的にうまくいく方法があるとすれば、部門を別にすることです。
A君は「ホームページ製作部門」B君は「生鮮食品販売部門」
このように、会社にもたらされる利益が確実に分かれて計算できるようであれば、揉め事が少なく利益を分配できます。
A君くんの純利益が100万円で、B君が500万円であれば、それにそって利益分配すれば良いのです。

ところがもし、A君が「ホームページ製作営業担当」B君が「ホームページの実際の作業者」だとするとどうでしょう。
A君は、自分が仕事を取ったのだからと手柄を主張して、B君は実際に作ったのは自分だと主張します。
利益が増えていくほど、あっという間にトラブルや人間関係にヒビが入ってしまいます。
そういった意味でも部門を明確に分けるのが有効と言えます。

うまく行く他のケースは夫婦での経営や、家族での経営です。
筆者の知り合いでも兄弟や家族で経営している人は数多く居ます。
なぜ家族だと失敗しにくいのか、それには理由があります。

会社の通帳=家族の通帳。になるからです。
そこに各自それぞれ家族間で振込や給与の支払いをするわけです。

つまり、家賃や水道光熱費から食費、家電製品まで会社の通帳で払ってもお互いもめる事はおこらないのです。
精神的に自立している家族であれば、会社のお金は「必要な時に、必要な人が使えば良い」と思って貯めこんでいるので、利益の分配のトラブルが思いのほかに少ない事があります。

ところが、経営人数が増えて親族になると別の問題が起きます。
奥さんの父親・母親、自分の母親・父親の間は直接的な家族ではないのでトラブルが起きるのです。どちらかの両親が、「贅沢したい!」と思って会社のお金を使ってしまったりすると事態は泥沼化します。
つまり、生計を一にする家族や血縁の家族だけで経営するのが理想的と言えます。