半沢直樹はお金持ちになれない

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一昨年大人気を誇ったドラマ半沢直樹。
父の仇を打つために銀行員になり銀行の体質を内部から変えようとするドラマです。
話題になったので実際に見たのですが、面白いけれど疑問が残ります。

簡略的にあらすじを言ってしまうと、父の会社が倒産寸前の時に銀行が融資を打ち切り、結局父が自殺しています。
それを見ていた息子である半沢直樹は父を自殺に追いやった銀行に就職して、実績を積み上げて上層部まで上りつめて当時父を苦しめていた相手を追い詰めるという話です。
つまり簡単に言うと父への復讐となるのです。

ドラマで描かれる銀行内部は上司の機嫌や気分ひとつで部下の人事に左右されるほどのもので、少しでもミスを犯すと関連企業に出向を命じられてしまいます。
なんとか上司の不正を暴き、取締役会で父を苦しめていた相手を追い詰めるのですが、結局たいした処分を受けず、銀行の体質も変わりません。
そこでドラマがエンディングになります。

これを見ていて思ったのが、筆者なら確実に父の会社(母が継いた)に就職して大企業になれるように努力します。
それならば上司に左右されることなく自分の力で会社を大きくすることができます。

会社を大きくすることは影響力を持てるということなので、過去に不満があった「銀行は零細企業に対して冷酷」といった事を改善することもできます。
協同組合を作って零細企業を保護したり出資したり、さらには仕事の発注も可能なのです。
また会社が大きくなるに連れて、過去の不正を暴いたり銀行に対してプレッシャーを掛ける事も可能です。地域で結束して、良識のある信用金庫を推す事もできます。

個人的な感情だけにとらわれて、敵地といえる銀行に就職するというのは非常に不利と言えます。銀行に雇われていると言うことは、上司の感情によって意図も簡単に社員の首を飛ばすこともできるということです。

亡き父を思うのであれば、父の会社を大きくして後世に残し、お金持ちになる事によって自分や家族を満足させ、更には不正を行うもに対してプレッシャーを掛ける、また告発するべきです。妻を不幸な状態にして、会社に命綱を握られているようでは頭の良い判断とは言えません。

そういう意味で半沢直樹はお金持ちになれなず、目標に対して効率的でないと言えます。