お金持ちは、金額に見合う責任を強く求める

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貧乏人は二言目には「高ければ喜んで買うんでしょ?」と見当外れな意見を言いますが、お金持ちは金額に「見合うか」「見合わないか」を重要視します。

つまり価格に対して求める責任というのとフレキシブルに変える訳です。
例えば百円ショップで購入した、文房具が1回使っただけで壊れてしまっても、絶対に怒りません。

「格安で買ったので壊れてしまっても当たり前。使えたらラッキー」といった気分で買っています。
同じように、コンビニの店員の態度が悪くても全然怒りません。
そこで働いているのは高校生や大学生のアルバイトで責任能力が低く、彼らなりに努力している。「金額が間違わずに商品が受け取れればそれで良い。」程度に考えているので、失敗をしたからと言って怒ったりしませんし、ツイッターのように土下座を強要する事は絶対にありません。

むしろ、そういった手軽なサービスや低価格の商品に対して、文句を言ったり怒る行為に対して「恥ずかしい」とさえ思っています。

高いサービスに対しては恐ろしく厳しい

ところが、これが高い価格の商品やサービスになると途端に豹変します。

筆者が横浜・みなとみらいにあるホテル「ロイヤルパークホテル」のクラブフロアに宿泊したときに、見た光景は驚きました。
ホテルのクラブラウンジは、宿泊者の中でも高級な部屋を予約した人のために用意された限定的なラウンジで、サロンのように事由にお茶やコーヒーが飲めます。

そこで、お金持ちの4人家族がフロアの責任者を呼びつけている光景を目にしました。
「あなたが先ほど言ったように、観覧車乗り場に言ったのに8時で閉店していた。」
このホテルから、徒歩10分の所に大きな観覧車があるのですが、どうやら夜9時まで受付と勘違いして、ホテルスタッフが間違った情報を案内してしまったようです。

その時に、責任者を呼びつけて何と「子供に」謝罪をさせていました。
父親は子供が乗りたい!と言って、観覧車に連れて行ったのに実際には受付終了していて、がっかりさせてしまったので、子供に対して謝らさせたのです。

もちろんスーツを着た責任者は、5歳位の子供にたいして深くお詫びをして申し訳ありませんでしたと謝ったのです。

それだけでした、不当な請求は一切なく、「子供に謝って欲しい」の一点だけです。なぜ、こんなに怒ったかと言うと、ホテルのクラブフロアのサービスに「観光案内」を上げています。
このクラブフロアは一泊5万円近くするもので、他の通常のフロアからしても2万円近く高いサービスです。その高いサービスを謳っておきながら、間違いをしたので、そのサービスに対して謝罪を要求したのです。

これはコンビニの店員さんのミスに対して怒るのとは別です。高額なお金を取るのであれば、それなりの責任感を持って仕事をしなければならない。それがお金持ちにとって共通の価値観やルールなわけです。ですので、選ばれたフロアで働くホテルマンに対して厳しい対応を求めているのです。

また、これは子供の教育に対しても非常に良いものです。子供は「間違えてしまったのであれば、しっかりと謝る」というのが、大人でも子供でも関係ないと覚えることができます。
子供が失敗した時ばかり、謝らせるのに大人が失敗したときに謝らない。なんて家庭が非常に多いですが、これではフェアでありません。

この家庭の場合は、子供であろうと大人であろうと間違った事をしてしまった人が謝るというのを身体で覚えることができます。

商品でもレストランでも同じ

最初に行ったように100円の文房が壊れても文句はありませんが、高級な文具が簡単に壊れたのであれば、そのメーカーの商品は次から買わなくなります。

レストランであってもそうです。安いファミリーレストランで髪の毛が混入していても怒りませんが、何万円も取るホテルのレストランでゴミが入っていたら怒りは大きいのです。

特にホテルというのは、失敗を避けるための保険料が含まれています。どういうことかというと、一流ホテルであれば、どんな時でもレストランの食事は美味しく、どんなゲストにも失礼の無いマナーで提供してくれるのです。それの保険として、レストランの代金が通常のレストランの何倍もするのです。

大切な商談の時や、絶対に失敗したくないお客さんとの食事に用いられる理由は上記の理由からと言えます。そのため、高い責任感を求めるのです。