お金持ちが「ニトリ」と「イケヤ」で家具を買わない理由

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「お値段以上ニトリ」で有名な家具のニトリ。
安くて家具が手に入ると、大衆に人気ですが何故かお金持ちは選ばない。
それには理由があります。

ニトリの大型家具はほとんどが中国からの輸入品です。
現地で格安で作ったものをインポートという形で国内で販売しているのです。

ですが、現地からの輸送コストや関税とニトリの利益が掛かっているので、実はあまり安くないのです。絶対的なコストで言えば僅かに安いのですが、国内でしっかりと作られたものと比べると圧倒的に品質が下がります。

例えば食事をするダイニングテーブル。ニトリでは常時在庫が30種類近くあり、何でも選べるような状況です。ですがお金持ちはニトリで買いません。
それは品質が悪いからです。ニトリのダイニングテーブルは9割以上がMDF(中密度繊維板)といってファイバーボードの1種で作られています。

これはどういうものかというと、木のクズを細かく粉砕して、それを接着剤でつなぎあわせて一枚の板にする方法です。カラーボックスといって、ホームセンターで千円位の収納棚が売られていますよね?これがMDFです。

さらには玉砕した木屑の集合だと見栄えが悪いので、その上に木目プリントのシールを貼り付けます。もしくは塩ビ(塩化ビニル樹脂)で覆います。
つまり魚で例えると、腐りかけの魚をミキサーで混ぜてカマボコに形成して、魚の形にカットして、魚の写真を貼り付ける感じです。

なぜ安いか理由が分かりましたか?高級な家具は、まず木材にこだわりオーク材やウォルナットなど木の品種にこだわります。もちろん、仕上げは無垢材や無垢材の集成材で、木の良さをそのままに活かし、表面を丁寧に削り美しい木目を表現しています。

高級なお寿司屋さんや、料亭や日本料理店に行くと、必ずと言っていいほど無垢材の美しいテーブルがありますね。これが高級な家具の製法です。
つまりニトリで売っている家具の多くは、木屑を集めてプリントした商品です。それも精度の低く、加工も甘い中国製。これではお金持ちはそっぽを向きますね。

次に何故イケヤもダメなのでしょうか?北欧デザインで一件高級家具のようなイメージが先行しますね。
お金持ちは北欧(デンマークやスウェーデンなど)に旅行した事もある人も多いですが、あちらの家具はアンティークの用に長く自宅で愛用されたものです。
それも現地の木工屋や大工などが作った品質の高いもので、それを使い古し、白いペンキなどで再塗装していたりします。

日本の昔ながらの家具に似ています。日本でも桐の箪笥など、古くなってもカンナで一枚剥くだけで、まるで新品の状態になると言われますが、まさにそういった物なのです。
それを外見のデザインだけ真似して、MDFなどの低コストの木材で作ったのがイケアの商品です。販売方法が画期的なビジネスではありますが、家具としての品質が低いのです。

町中にあるような、木工所に頼んで一枚板の無垢材でテーブルを作ってもらった方が断然良い作りのテーブルが出来ると言えます。
ですのでお金持ちは、カッシーナ・イクスシーなどのイタリアのインポート超高級家具や、東南アジアのお金持ち向けの無垢材の家具(日本だと安い)ものを選んだりする訳です。