社長がベンツのEクラスに乗る理由

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都内に支店を8つ構える会社の社長と食事をする機会があり、駐車場に迎えに行くとそこにはピカピカのメルセデス・ベンツ。
色はホワイトでもちろん会社の経費で買える4ドアセダンです。

ただ、少し疑問だったのがメルセデス・ベンツのEクラスな事です。
ここまで成功している会社の社長なのだからSクラスでも良いのでは?と思いましたが、E350という少し良いグレードに乗っているだけで控えめな印象を受けました。

食事の最中に話をしていて、ふと何故Eクラスですか?と聞いた所面白い話を聞けました。
実はどのグレードを買うこともできるけれど、他の会社に挨拶に行く時や、急に打ち合わせで得意先の社長などと合わなければならない時に、相手より高級なグレードに乗っているのは問題が起こると言う理由のようです。

似たような話をトヨタ系列で自動車設計している友人にも聞いた事があります。組織が縦割りのために、ペーペーや末端がレクサスに乗ることができないようです。特にトヨタ系列の最上級に当たるレクサスのLSクラスは、系列会社の部長クラスでも乗ることができず、役職が上がっても定番のクラウンに乗り続ける人が多いようです。LSクラスになると、トヨタ本部の上層部になるのでは?という話を友人としていました。

同じように社長でさえも、中堅の場合はあまり上級クラスに乗ることができないのでEクラスを選んだようです。ただ、Cクラスではないのは、誰かお客様を乗せて駅まで送迎するときに役不足になる為です。
Cクラスといえば、トヨタで言えばマークXなので確かに役不足ですね。
となると、BMWで言う5シリーズやメルセデス・ベンツのEクラスが社長の車としてぴったりとなりますね。

余談ですが、三井住友銀行の課長?か部長はマークXに乗っているという話を聞いた事があります。銀行のような、相手先がお客様である可能性が高いケースは、自動車の種類もかなり下手に出るようです。

さらに面白い話があって、知り合いに年商500億円規模の事業の社長が居るのですが、その方はアストンマーチンの最新の車種に乗っています。
本人はあまり乗り気でなく、「こんな大きい車、運転しずらい」と言っています。
実はあまりアストンマーチンを気に入っているわけではなく、会社の方針で社長の車種が決まっているようです。

その事業では、競合の会社も多く、社長の車がメルセデス・ベンツでは事業が上手く言っていないのではないか?と悪い噂が立ってしまうかもしれないので、常に最上級の超高級に乗るようです。確かに大きな会社の社長が安い車に乗っていたら、本当に大丈夫かな?と思ってしまいますね。
またその会社で働く社員に対しても、うちの社長は本当に凄い!と思わせたり、あこがれの対象になるので良い効果があると思います。

プロスポーツ選手が軽自動車で安いスーツでは、輝かしい憧れが薄れてしまいますからね。