独占は人間の本能

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独占というのは遥か彼方から人間の本能で、今なお強く残る人間の特性です。

お金や人間、愛、幸せさえも独占をしたがります。

年収1000万円代の人が幸せになれないと、しばしビジネス系マガジンで話題になりますが、まさに当たっていると思います。
年収が僅か200万〜300万円代の人からすれば、1000万円代は夢の様な収入で、これだけあれば自由に生きれて今我慢している物が全て買えると思ってしまいます。

年収200万円の人からすれば車を買うのでさえ一苦労です。
国産のボロい車を買うのが限界です。ハイブリッドカーの新車やCMでやっているミニバンの新車など遥か夢のような状況です。
ところが1000万円の収入になると、日本車は何でも自由に購入できるようになります。食生活や住居にも自由がでます。
東京で無い限り、多くの賃貸は豪華なマンションでも10万円代で借りれるからです。

すると今までは年収1000万円でも十分に生活できると思っても、次の願望が生まれる訳です。高級輸入車が新車で欲しい、高級一戸建て住宅が欲しい、血統証月の犬が欲しい…。欲望はつきません。
お金に対する本能は永遠に続きます。年収2000万円になったら次はクルーザーが欲しくなったり、海外に別荘が欲しくなるかもしれません。
多くのお金持ちが幸せで無い理由には、次の願望や欲望が見えてしまうからです。

お金があるにも関わらず自分で独占したいという気持ちが生まれます。
お金持ちになれば、数百円の募金なんて大した事ないのに、富を分け与えるという気持ちになる人は極僅かなのです。
貧しい人達の為に活動している団体は多いですが、そういった所に目も向けずに自分の欲望の為に生活するようになります。
ベンツに1000万円は出せても、募金活動している小学生には100円も上げる事ができないのです。
そして自分の立場を脅かそうとする人物が出てきたら徹底的に蹴落とそうとします。
しばし親族や身内でトラブルを起こしてニュースになる事もありますが、お金を独占したいが為に家族さえも犠牲にしてしまうのです。

お金以外もそうです。
アイドルのような可愛い女性を手に入れたいと思う衝動が男性にはありますが、美しい物、希少な物を独占したいという欲望から生まれています。
例えば身の回りの女性全員が美しい女性だったら満足かといえばそうではないのです。希少性が失われると、別の希少性を求めるようになります。
いわば簡単に手に入る物に対して感動を覚えないのです。
希少なものを独占したいという気持ちが人間に対しても生まれます。

その最たる物が宝石やブランド品、貴金属など希少な物です。
食でも同じように希少なお肉や野菜、限られた物を喜んで求めます。