「無料」はコンテンツの質を下げる

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無料というのは本当にコンテンツの質が下がってしまうのか?
なぜ下がるのか。

言ってしまえば、このサイトも無料で見れる時点でコンテンツの質が下がっています。
このサイトが有料で月額19,800円であるならもっと真剣に書いてある事について勉強するはずです。

例えばどうでしょう。一流の日本料理、懐石料理はランチで2万円〜4万円します。
それと全く同じ料理が、980円の食べ放題バイキングに並んだら。
有り難みも無くして、パクパク適当に食べて「あー美味しかった」になります。
取り放題なら食べ残すかもしれません。

今度は映画。アマゾン・プライム会員限定の映画見放題サービスや、dTV、huluなど様々な見放題サービスがあります。
本来であれば、映画館で1000円〜1800円支払って対峙するはずの映画が無料でリビングで見れてしまいます。

そうなったら片手間で「部屋の掃除でもしながら何か流そう!」といって映画を流したり、真剣にパソコンに向いていたとしても、「この映画はなんか面白くなさそう」と言って別の映画を流したり、最悪ではスキップして後半の盛り上がるところまで飛ばしてしまうかもしれません。

これは十分に有りうることです。そして、「コンテンツの質」は変わっていないはずなのに、受け取り手によって「コンテンツの質」が下がるのです。
料理の味は全く同じでも、有り難みや感動は薄れてなくなり残飯と化す。
映画も内容はシアターで見るのと全く同じはずが、「つまんなそう」という気分ひとつでワンクリックで別の映画を流します。

どちらも作り手からしたら最悪の事態です。
音楽、映画、小説など見放題サービスは無料とは言いませんが無料とほぼ同等の感覚になります。「ひとつの作品を見る熱意」は殆ど失われて「コンテンツの質」が下がると言えます。

映画で言うならば、映画館でお金を払って見るのが最も質が高く、次にレンタルビデオ、次にネットのオンデマンド(数百円)、最後に見放題サービスと言えます。

また逆に、本当に素晴らしいコンテンツを伝えたいならば価格は上げた方が良いです。
見放題サービスは一切無し、映画館による上映のみ、そしてチケット代は「2000円」こうなれば、どんな人でも映画と真剣に対峙します。

本も又しかり、医学系の書籍は当たり前のように1冊6000円〜数万円しますが、これを自費で買った人は真剣に穴が空くように読んで勉強するでしょう。
高いほど受け取り手も真剣になるのです。